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ながさき自由研究所4 南極観測船 宗谷

初代の南極観測船となる「宗谷」は昭和11年長崎の河南工業(跡地がの三菱重工香焼造船所)で建造された。
当初は南極観測船としてではなく、ソ連からの発注で耐氷型貨物船「ボロチャベツ」として竣工したが、日中戦争の勃発でソ連との商談は破断となり昭和13年民間貨物船「地領丸」として世に出た。 (ソ連からは建造費を入金済みだったのでタナボタ?後で裁判沙汰になった模様)
昭和15年、当時最新鋭の装備を持つ「地領丸」は日本海軍に買い取られ「宗谷」と改名された。
「宗谷」はアメリカの潜水艦に攻撃されたり(不発弾を食らう)、ミッドウェー海戦にも参戦したが無事に生き延び、昭和31年11月、耐氷構造と運の良さをかわれ初代の南極観測船に抜擢された。
その後、6回にわたる南極観測業務に従事して海上保安庁の巡視船となり昭和53年に引退。
「南極物語」のタロ・ジロの2頭も「宗谷」の乗組員だった。
誕生から73年を迎える「宗谷」は東京お台場船の科学館で一般公開されている。

中国のお客さんを連れて何度も「船の科学館」を訪問し、「宗谷」にも乗船していました。
今度はもっとまじめに見学しよう!

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